【FANZAブックス】田舎|単行本 山本直樹 レビュー・感想【電子書籍】
あらすじ
『レッド』完結から2年、山本直樹の辿り着いた、結論にして新境地。待望の完全新作!暑い東京から逃れ、田舎の親戚の家に受験勉強のため逗留している男の子(フーちゃん)と、その家に住んでる女の子(キーちゃん)との間で繰り広げられる、親には内緒のウルトラピュア・エロティック・ストーリー!
| 作者 | 山本直樹 |
|---|---|
| シリーズ | 田舎 |
| ジャンル | 単行本 |
| 価格 | 1650 |
サンプル画像
## 作品紹介
私が試し読みで最初に気になったのは、まずそのタイトル『田舎』と、作者が山本直樹先生であることのギャップでした。あの『レッド』の完結から2年、先生がどのような「新境地」に辿り着いたのか、その煽り文句に強く惹かれたのを覚えています。あらすじを読んで、私はすぐに、これはただのエロティック・ストーリーではないと直感しました。暑い東京から逃れるように田舎の親戚の家に預けられた男の子「フーちゃん」と、そこで暮らす女の子「キーちゃん」が織りなす物語は、確かに「親には内緒のウルトラピュア・エロティック・ストーリー」と銘打たれていますが、その言葉の裏には、思春期特有の繊細な感情と、どこかノスタルジックな夏の空気感が漂っているように感じました。蝉しぐれが響くような蒸し暑い田舎の風景の中に、少年少女の淡くも刺激的な関係性が描かれる世界観は、試し読みの数ページだけでも心を掴まれましたね。
## この作品の魅力・見どころ
実際に読んで印象に残ったのは、まず山本直樹先生の画力の進化と、その表現の幅広さです。キャラクターの表情一つ、仕草一つから、心の奥底に秘めた感情が滲み出ているのが本当に素晴らしい。特に、フーちゃんやキーちゃんの、まだ何者でもない思春期特有の揺らぎや戸惑い、そして抗えない好奇心が、線一本一本から伝わってくるんです。風景描写も秀逸で、田舎特有の光と影、夏の湿った空気感や静寂がリアルに描かれているので、まるで自分もその場にいるかのような没入感を味わえました。
ストーリー展開としては、「ウルトラピュア・エロティック・ストーリー」という言葉が示す通り、露骨な表現に終始するのではなく、二人の距離がじわじわと、しかし確実に縮まっていく過程が丁寧に描かれています。純粋な少年少女の視点から、初めて触れる感情や身体の神秘、そして親には決して言えない秘密の関係性が、時に甘く、時にヒリヒリするような緊張感を持って描かれているため、読者は彼らの心の動きに強く共感し、目が離せなくなります。これは、単に性的な描写があるというだけでなく、思春期の普遍的なテーマを深く掘り下げているので、青春時代のほろ苦さや、初めての感情に揺さぶられた記憶がある人には深く刺さるのではないでしょうか。
## こんな人におすすめ
私のような、思春期の繊細な心理描写と、どこかノスタルジックなエロティシズムを求める読者には深く刺さると思います。山本直樹先生の過去作を読んできて、その独特の世界観








