【FANZAブックス】やさしいだけじゃ、たりなくて|単話 さんじろ レビュー・感想【電子書籍】
あらすじ
「このは」と「玲司」は、付き合って1年ちょいのカップル。ラブラブな2人だが、互いに相手に言えない秘密を持っていた。実はこのはは「ドM」。そして玲司は「ドS」。しかし打ち明けられないばかりに、SEXは演技も含んだ淡白なものとなり、このはのムラムラは溜まるばかり…。そんなある日、このはは玲司が出かけるのを見計らい、大好きなイラマ・スパンキング・首絞め動画を見ながらド下品オナニーでイキまくる。しかし大満足した後、顔を上げるとそこには、出かけたはずの玲司が立っていて……?
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| 作者 | さんじろ |
|---|---|
| シリーズ | やさしいだけじゃ、たりなくて |
| ジャンル | 単話 |
| 価格 | 330 |
## 作品の概要・あらすじ
今回ご紹介するのは、さんじろ先生が贈る単話コミック『やさしいだけじゃ、たりなくて』です。この作品は、甘くも切ない、そして刺激的な現代のカップルのリアルな心理戦を描き出します。物語の主人公は、交際期間1年と少しのカップルである「このは」と「玲司」。一見すると、どこにでもいるようなラブラブな二人の関係は、温かい眼差しで見ていたくなります。しかし、彼らの間には、互いに誰にも言えない、そして打ち明けるにはあまりにもデリケートな秘密が横たわっていました。
実は、このはは「ドM」体質。そして、玲司は「ドS」体質。互いの性癖が完全に合致しているにもかかわらず、その事実を相手に知られることを恐れ、二人は「普通のカップル」を演じ続けていたのです。結果として、彼らのセックスは心から満足できるものではなく、演技がかった淡白なものに。特にこのはの心の中では、満たされないムラムラが募るばかりでした。そんなある日、ついにその均衡が崩れる瞬間が訪れます。このはは、玲司が出かけたのを見計らい、大好きなイラマ・スパンキング・首絞め動画を鑑賞しながら、誰にも見られるはずのない部屋でド下品なオナニーに耽ります。至福の絶頂に達し、大きく満足したこのはが顔を上げると、そこには、出かけたはずの玲司が、信じられないような表情で立っていて……。この衝撃的な導入から始まる物語は、二人の関係、そして互いの秘めたる欲望を、否応なしに白日の下に晒すことになります。
## この作品の魅力・見どころ
『やさしいだけじゃ、たりなくて』の最大の魅力は、その生々しいまでの心理描写と、衝撃的な展開が織りなすドラマティックなストーリーにあります。さんじろ先生の繊細かつ表現豊かな画力は、このはの内に秘めたドMとしての衝動や、玲司が抱えるドSとしての本能を、余すところなく読者に伝えてくれます。特に、このはが一人で自慰に耽るシーンは、単なる性的描写に留まらず、彼女が抱える満たされない欲求、そして秘密を隠し続けることの孤独感を痛いほどリアルに描き出しており、読者は思わず感情移入してしまうでしょう。
また、本作は「すれ違い」という普遍的なテーマに、ドMとドSという特殊な性癖を絡めることで、深みと独特の緊張感を生み出しています。互いを想いながらも、最も大切な秘密を打ち明けられない葛藤は、多くの読者の共感を呼ぶはずです。そして、玲司がこのはの自慰を目撃する瞬間の演出は圧巻。表情一つで語られる二人の動揺と、その後の関係性の変化への期待感は、読者の心を強く掴んで離しません。単話作品でありながら、キャラクター一人一人の内面が深く掘り下げられ、物語の密度が非常に濃い点も特筆すべきでしょう。性的な要素が強い作品ではありますが、それ以上に人間関係の機微や、自己開示の難しさといったテーマが巧みに描かれており、単なるエロティックな作品として片付けることはできません。この一件が、このはと玲司の関係をどのように変えていくのか、その結末まで一気に読み進めたくなること間違いなしです。
## こんな人におすすめ
本作は、以下のような読者に特におすすめしたい作品です。
* **すれ違いや秘密を抱えるカップルの心理描写が好き**な

